チャーチルを真正面から扱った作品。彼の性格を有名なエピソードを混ぜながらよく示している。
特にこの作品で興味を惹かれた点は、キャストを本人たちに可能なかぎり近づけている点だ。
チャーチル、チェンバレン、アトリー、スターリンなど、かなり似ている。それでいて、著名な役者を起用している。
追記:日本公開18年のチャーチルは、ダンケルクに焦点をあてていて、本作とはまた異なるため、併せて見ておきたい。こちらの方が、広いスパンを描いていて、また別の味わいがある。また、ハリウッド的な見ていてかっこよさや爽快感を楽しむのではなく、彼の栄光と顛末を良いバランスで仕上げている。