とぉむ

愛しのアイリーンのとぉむのレビュー・感想・評価

愛しのアイリーン(2018年製作の映画)
3.8
衝撃と、狂気と、
愛の物語。

安田顕の熱(怪)演は、
本当に 見事過ぎる。

座った目付きで、
放送禁止用語を叫び、

愛に もがきさまよう
その姿には 度肝を抜かれた。

農村の過疎化や少子化、
国際結婚、差別 など、

今の日本社会が抱える
様々な問題等を、

家族、親子、夫婦、男、女、
性と暴力をも 交えながら、

ストレートに描いている。

中でも、
印象に残るのは、
主人公の母親を演じた

木野花と、

フィリピン人妻を演じた

ナッツ・シトイ。

結婚に猛反対する母親と、
絆を深め様と懇親的に接する妻。

単純な嫁姑問題で無いだけに、
答えを見出だせ無い状況が辛い。

物語は、
予想もつかない方向へと展開し、

全てが終着した後、

何故だか
説明のつかない 涙が溢れた。

。。。。。

剥き出しの性描写と、
バイオレンス的表現が
有りますので、

各々で ご注意を☆
とぉむ

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