●あらすじ
独身42歳の岩男は300万を支払いフィリピンから嫁アイリーンを連れて帰ってくる
それを見た岩男の母は、狩猟銃を手にアイリーンに銃口を向ける
●感想
生々しく、人間臭い映画
日本の闇を取り入れた作品
金のために結婚する嫁、
嫁の家族に仕送りする夫、
あまりにも愛のある幸せな夫婦とは言いにくい
でも仕送りする事で、嫁の家族を幸せにする事ができる。そうすれば嫁は幸せ、嫁が幸せな事で、夫も幸せ、夫が幸せな事で嫁も幸せという幸せの連鎖を生む
そんな〝金〟という汚いイメージとは少し違う視点で考えることも出来た
決して美しい愛は描かれない
しかし真の愛は描かれている
アイリーン役と岩男の母役の演技力で物語も引き立っている
河井さんは綺麗で魅力的
生々しく酷い話だが、コメディ要素もあり結構笑えるシーンもある
特にフィリピーナとのお見合いシーンは笑った
ラストのアイリーンと岩男の母の秘密には感動する
性描写が多かったりするので万人向けにお勧めはできない
だが良質な日本映画としては、お勧めできる