カツベン！のKazumaのレビュー・感想・評価

タンスを使ってチャップリンの2部屋ものを再現したスラップスティックに、当然のように機能する腐った床のトラップ。
ライバルの小屋で抜けた壁向こうで立ち去る2人の姿が、スクリーンに映る並木と重ねられて『第三の男』のラストショットになったのが最高。活弁愛ではなく映画全般への愛情を証明している。

フィルム切端のストック見て「ニコニコ大会できるじゃないですか！」ってのは爆笑した

終盤失速したり、列車の到着ショットが観られなかったのはもったいないが、傑作中の傑作でしょう。