享楽

来るの享楽のレビュー・感想・評価

来る(2018年製作の映画)
4.6
しかし怖かった。恐怖の対象を映さないホラー映画って、実は恐怖の対象を映すホラー映画よりも遥かに潜在的に観客の目に怖く映り得るもので、対象がわからないとあらゆる周囲の物事が潜在的に恐怖の対象なんじゃないかという解釈の余地が現れるからめちゃくちゃ怖いんですよね。今作の場合実は祈祷師の一人が「あれ」を操作して暴走しているのかもしれないし。そうなるとあれこれ考えて余裕がなくなる、そういう意味で時間の経過もあっという間だったし、エンタメ性もそこそこ高い作品。
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