このレビューはネタバレを含みます
ひどい終わり方。
これに尽きる。
作中で言われているように「それ」が何かは重要ではない。
来るものに対し、どう対処するかに主眼が置かれている。
しかし、見ていて苦痛なイクメンパパパート、悲痛なシングルマザーパートを経て、最後のお祓いパートに至ったわけで、その2パートを耐えきることができたのも、最後にご褒美があると思ったからだ。
だけど、なかった。
いわゆる真相など微塵もなく、放り投げたようなひどい終わり方である。
はたして、これで観客が満足すると思ったのだろうか。
この作品がホラーとして公開されていることこそが1番のホラーである。