史実をもとに作られた作品です。戦争を知らない私にとって、その時代に生きること、生活することの難しさを教えてくれた映画でした。
「文化的生活」
小さい子供が得る「豊かな感性」を育むために国の決定を待たずに集団疎開する保育園のお話です。戦争と子供、少し重たそうなテーマですが、無邪気な子供にドタバタする保母さんと戦争のリアルさを7:3くらいの割合で、どちらかと言えば「子供を育てる責任」がメインかなと思いました。
戸田恵梨香さん演じる楓先生と大原櫻子さん演じるみっちゃん先生が非常に良かったです。しつけと子供の感性という教育に必要なものを2人が担当し、うまくミックスされており、クスクスと笑うシーンなどがあって面白かったです。
実は映画を見た際に同じ列に小学生くらい女の子とお母さんが見ていて、鑑賞後に女の子が手をだして、お母さんの手を繋いで帰っている姿に涙しそうでした。文化的生活はここにもあるんだなと。
アニメもいいし、ゲームもいい、でも時には子供とこういった映画を観て欲しいなと思いました。
2019年公開作品 45本目