エンドロールのDream Amiの歌声ではたと気付く。個人的にはほとんどと言っていいほどに何故だか興味があまりわかないDisneyの世界。
みんなが大好きで求めているのはこういう、終始笑顔が溢れ幸せな気分で映画館を後に出来る作品なんだと。
わざわざ劇場で高めの料金を払って、という理由でスルーな人たちの気持ちは十分に理解出来る。
たしかに壮大なスケールでも大迫力の映像や音量でもない。
今作の鑑賞理由が”吉田恵里香”脚本それ一択だったが、『ヒロイン失格』や『センセイ君主』のような良くも悪くもらしさが全くない。
奇抜な演出キラキラ特殊効果胸キュンラブコメたたみかけるテンポに細かいギャグ全くない。
それでも、上映中にはずーっと笑顔で人を思いやる気持ちとは、が溢るる気づくとほっこりしている自分、毎日ヤな事あるけどみんなも頑張ってるんだから、さっよっこらしょ！な底上げ小さな一歩を踏み出すアシストはいつもの吉田脚本だ。
こんなに幸せな気持ちも残念ながら明後日にはすぐに消え去っている内容かもしれない。
それでも、上映中は最高に幸せな気持ち笑みで鑑賞出来る素敵な作品でした。
こんな作品を観れる日本って、ほんとにまだまだ幸せなんだよ。
