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半世界のKのレビュー・感想・評価

半世界(2018年製作の映画)
2.9
稲垣吾郎さんは物静かな印象があるので、大きい声を出したりピリピリしたりするだけで意外な新鮮さがある。田舎にしては垢抜けた人たちが多い。方言も聞こえてこない。それでも瑛介(長谷川博己)の“理由”が明らかになる辺りまでは違和感なく見られたし良かった。それ以降は中学生たちの棒や、初乃(池脇千鶴)の非常識さ、整いすぎた髭などが気になり出して現実に引き戻される。めっちゃ晴れてるけどすごい雨。雨のムラまで気になり出す。そしてサングラス。こういう記号的な路線に進むなら最後まで前半の雰囲気を保ってほしかった。あんなに分かりやすくしなくても観客には伝わったはず。もったいない。
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