味コスモ

半世界の味コスモのレビュー・感想・評価

半世界(2018年製作の映画)
2.5
ずっと田舎で生きてきた職人にも見えないし、父親にも見えないし、三人は幼馴染にも見えない。

粗野な言動を巧く演じたところで、稲垣吾郎という人の細かな所作や笑顔からはどうしたって品のよさが滲み出ている。これがよく作用してユニークな効果を物語にもたらす場合もあるのだろうが(チャレンジしていることは伝わる)、この作品では彼のそうしたポテンシャルが充分に発揮されず、持て余されているように感じる。
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