FREDDY

骨壺のFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

骨壺(2012年製作の映画)
1.8

このレビューはネタバレを含みます

山田悠介の同名小説を永江二朗が監督、松原夏海、横山ルリカ、宮崎理奈、篠崎愛の共演で映画化したホラー映画である本作は、クラスの人気者で幼馴染の美津子が教師の市田からセクハラ行為を受けていたところを偶然目撃するもその場を立ち去ってしまったことで後を追ってきた美津子に責め立てられ、慕っていた彼女を守りたいという一心で"飲み込んだ者は3日以内に必ず死ぬ"と実しやかに囁かれていた、稲田家の墓におさめられた骨壺の遺灰を持ち出してしまった女子高生・絵里が、市田に想いを寄せる果穂の策略による怪メールが原因で美津子が孤立してしまった上に、遺灰を飲んでしまった別の教師が謎の死を遂げたことで自らが犯した過ちに後悔の念を抱き、さらなる被害者がでないようにと骨壺を森の中の廃屋に隠すも思いも寄らぬ事態に遭遇していく様が描かれた作品となっているのだが、松原夏海や横山ルリカなどといったアイドルグループの垣根を超えた共演が本作の一番の売りなのでしょうね、映し出されるものは説明不足な点が多々ありツッコミどころも満載。内容がとにかく薄くてキャスト陣の演技は微妙としか言いようがないですし、何を目的に視聴すればよいのか理解に苦しみました。稲田家の墓におさめられた骨壺の遺灰による呪いの連鎖が描かれているわけなのだが、その呪いの根源である稲田家に起きた出来事はほんのりとしか映し出されず、稲田家の墓がなぜあの場所にたてられたのか、あの骨壺自体に何の意味があるのか、呪いについてはまだ理解はできるがなぜ遺灰が都市伝説になったのか、もう疑問ばかりが残ってモヤモヤが晴れない。そして呪いを扱った内容だが、遺灰を手にしたことで自分都合で人を殺めていく登場人物らの姿を追ったものとなっているので心霊系を求めている人には不向きな作品となっていますし、キャスト目的の視聴くらいしか需要はないのでは。
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