医学生の死に向き合う姿と、科学での死と死後の世界への純粋とも言える好奇心から、危険な実験をしていくストーリー。
あまり評価は高くないですが、映像的におもしろく、心理描写がやり過ぎていなくて、でも共感もできる、面白い映画。
撮影の色の使い方とか、モヤのかかった映像など、撮影法も雰囲気があって良かった。
ストーリーも自分が興味あることだからか、すんなり楽しめたし、この映画が公開された辺り、子供ながらに観て覚えているのが、NHKで臨死体験の特集が放送され、科学的な死に対する検証が挑戦的にも番組になっていたこと。
未確認飛行物体やミステリーサークル、その後Xファイルなどの作品もあったように、この時の世の中は、摩可不思議なことで盛り上がっていたんだなと感じた。
死後の世界を語ることは、人種や宗教をも越えていく。
見たことによる自身の贖罪と向き合う、宗教的な意味にかえるような内容でした。
贖罪は同じでも、それぞれの人生とパーソナリティーでだいぶ違うもので、その違いもおもしろかった。
自分が死後の世界を見たら、誰が出てくるのだろう…
興味深いテーマだった。
追記
見たら、監督がジョエル・シュマッカー❗
だから色を使った撮影法だったんだと、納得。