このレビューはネタバレを含みます
東京にも椎名の記憶の中にも存在することが出来ない"私"の話。
東京はダメでも、あの時世界の中心にいた椎名の記憶になら存在しているのではないかと微かに願ってしまったんだよね。
私にも椎名がいるから、少しだけ気持ちはわかってしまった。
恋愛感情ではないけど世界の中心の隅に存在していたいし、私って存在していたよね?という気持ち。
成田凌が絶妙だった。誰にでも気さくなのに、誰にも自分の本当を見せてないあの感じ。何とも言えないリアリティ。
私にとっての椎名に会いに行きたくなる作品でした。