ハーデイ

ここは退屈迎えに来てのハーデイのネタバレレビュー・内容・結末

ここは退屈迎えに来て(2018年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

僕は今東京に住んでいて、今だに免許も持っていない。地元にいた頃は自転車か親の車でどこかへ行っていた。あの車に乗せられて外を眺める感じ、そしてそこに流れる景色、懐かしくもあり虚しくも感じる。一瞬地元かと見紛うほどで、でもロケ地は違うらしい。やはりどこの田舎もあんな感じなのか。
僕が好きなのはタイトルの出るラスト。
いつまでも、今だけを考えてた青春の思い出話、とても大きな事のように思てた事が結局なんじゃそりゃな結末で、歌なんか歌っちゃった後に、
しっかり勉強して、親を納得させる為に地元よりいい大学に行ったのだろうか。都内で一人暮らしだから安い公立か、いい奨学金でも取ったのか、垢抜けてオシャレして、景色のいい屋上でカフェラテのみながら、兄からの電話も無視して、きっと高校の時から思っていたのだろう。バカバカしいと、「ちょー楽しい。」
自分はまだなんとか東京にいる。
もちろんそれが全てではないけど、
三十て前で今だに不安定ではある。
でもきっと地元には帰らないだろう。家族もいるけど、もはや帰る場所でも無くなってしまった。

追記
これは超勝手な想像でしかないけど、妹は夢破れたり、彼氏と別れても地元には戻らないだろう。
東京って確かに大したところではないけど、もはや戻るところがない人達の溜まり場でもあると思う。
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