怖さよりも気色悪さが際立つ家族映画。人間の本質的な恐怖心はあまり感じられずグロテスクな描写や虫などが気持ち悪かった。
以下ネタバレ感想★★★
チャーリーが物語のキーパーソンと思わせて割りと早い段階で退場するのは予想外だった。その後の展開でも大きな影響力もなくもったいないキャラクターだった。事故を起こした兄が何事もなくベッドで寝ようとしているのは狂気を感じる一方でリアリティーが出ていた。あのような大惨事を起こした時に慌てず日常に戻ろうとするのは人間らしい気がする。
アニーが屋根裏に向かって蝉のような体勢でヘッドバットを繰り返すのは笑える。怖いシーンが台無しでニタニタ笑いながら観てしまい怖さが吹き飛んだ。
ホラーよりも家族の絆を確かめあうような映画だったかな。