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ヘレディタリー/継承のmkのレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
4.0
面白かった〜!未見の状態でホラー好きの母に勧めたら、「最悪だった」と言われてしまったので、食わず嫌いしていたが、『ミッドサマー』同様、私の好みだった。ここまでくると、よくこんな描写や展開が思いつくなと、冷静になってしまうし、もはや、恐怖より感激が勝つ。なんなら癒しすら感じた。アリ・アスターは天才。

しかし残念なのは、多くの伏線が張られているように見えても、全てが機能しているわけではなく、若干肩透かしを食らった気分になること。確かに多くの伏線が張られていることで、何を示しているのかわからないという恐怖感を煽られるが、鑑賞後もどうしても分からず調べてみると、あまり深い意味はないものも多かった。様々な考察サイトを読んでも、曖昧なものが多く、表面上は作り込んだ設定にみせつつも、実際はそこまで練られていないようにも感じた。鑑賞を繰り返しすほどに、全ての伏線の意味がわかり、物語が明快になるような作りであれば、より面白かった。


メモ
ヘレディタリーのような怪奇現象系より、ミッドサマーのような、もしかしたらこんな村が存在するかも!ゾクゾク!みたい方が好き。
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