ぷん

ヘレディタリー/継承のぷんのレビュー・感想・評価

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)
4.2
亡くなった祖母がスピリチュアル的な何かを残したっぽい

激怖い
この三日間くらいずっとこの映画のことを考えてたくらい衝撃的だった。
魅力は「間」と「音」そして「空間的で閉鎖的な位置関係」の使い方。
かなりホラー映画としての使い方が上手かったしストーリーの流れもかなり計算されてたことに終わった後気づく、ポイントポイントで不意をつかされる感覚は久しぶりだった。
グロテスクなシーンとか見たくないシーンをまざまざと見させられるという事はなく、逆に聞きたくない音が聞こえるという斬新さ、音が感覚を支配される映画。
今聞きたくないような音が聞こえる、それがめちゃくちゃ怖い。新しい映画の怖さがある。
あとは中盤の車のシーン、、、
気持ちがすっっっごい分かる‥やってしまった時ではなく、その後の怖さ‥目を向けなければ広げられない現実、故に現実を受け止めきれない心境‥思い出しただけで眠れなくなりそう、重たい物が腹の下にずっと残る感じ、あの感覚を映画で思わされるとは‥
かなりの衝撃だった‥ストーリーもどっしりと構えててどこ切り取っても良い作品。
12月だけど今年ベスト級。
【後付け】
書いておくのを忘れてしまったが、何度起きても悪夢が続く見せ方上手かった‥!起きたら新しい日の続きではなく、前回の最悪の続きをスタートさせなければならないという一番嫌な状況‥怖い‥
ぷん

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