jasmine

神の日曜日のjasmineのレビュー・感想・評価

神の日曜日(2018年製作の映画)
3.5
福音派の人気牧師が自らの信仰に疑念を抱きはじめ、後悔や孤独に苦しみながらも自分なりの信仰を再構築する姿を描く作品。

「なぜ私たちは互いを無条件で愛することを怖がるのでしょう」

人は生に対する恐怖心から信仰や規範を必要とするとこの作品では描かれています。
一方、社会は秩序を保つためにそれらを必要とするため、どこで暮らしていても結局押しつけられてしまいます。

その規範を盲信や拒否するのではなく、残酷な人生を希望的に生きる知恵として選択しつつ、自分の頭で最善の道を考え選んでいくしかない。
また、そうした知性こそが他者へ理解を示すにも必須である、
そんなことを考えさせてくれた作品でした。
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