神の日曜日の作品情報・感想・評価

「神の日曜日」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

著名な牧師である主人公は刑務所で自殺した叔父やアフリカの内戦に心を痛め、その祈りの最中に「神の声」を聞く。それは万人がすでに救われている、というものだった。
以後、教会で万人救済主義、地獄不在を説くが所属する教会の主張と反するため、教会幹部や信者の多くが教会を去ってしまうのだが…

この映画を見て驚いたのは登場するキリスト者の地獄に対して持っているリアルさ。愛の宗教というイメージがあったが、その信仰は地獄に対しての恐怖も大きいのだと思った。
映画冒頭、機内で「地獄に行かないように一緒に祈りましょう」と隣のキャリアウーマンに話していた主人公が変わっていく。
異端審問?での長老の言葉(長老の家族で地獄に行った人はいますか?という主人公の質問に対して)「父は15年地獄にいる。罪を贖わなかったからだ」
それでは長老の父や主人公の自殺した叔父をもう救うことはできないのか?内戦でキリスト教に出会う前に亡くなる大勢の子供達は地獄に行くのか?神は恐怖の存在ではなく、万人をすでに救っているのだと説く主人公がパワフルだった。実話。