残念！
始めの雑貨屋でチンピラに絡まれて、圧倒的に叩きのめすシーンだけは力が入ってよかった。
あとはシナリオが今ひとつ。
1人1人の人間描写が浅くてその人物に入り込めない。サラーっと物語が流れていく。
ギャングの親分が、戦う事で約束守ってくれたり。そんな簡単に約束を守る親分つまらない。あの騒ぎは何だったの？親分に散々嫌がらせされて、最後に親分も子分もみんなボゴボコにするとかのストーリーの方がスカッとしたかも。
荒れてた母親が急に元気になったり。
好きな彼女の兄からの執拗な攻撃も、途中から仲良くなったり。
最後の相手との対戦シーンも、相手の素性がよくわからないから敵対心が感じられず。
葛藤や苛立ちが今ひとつ
例えばコーチが具体的に技を教えて段々強くなり、試合の時に倒されそうになるシーンで、その技が活きて相手を倒すなどの細かな描写もああればもっと面白くなるのに、かってに戦って相手を倒すようなストーリーで、深みがない。
この辺りはロッキーとかうまく作り込んでいると改めて思った。
とまあ色々突っ込みどころ満載の映画でした
