kuzira

美人が婚活してみたらのkuziraのレビュー・感想・評価

美人が婚活してみたら(2018年製作の映画)
4.6
"あの人は周りに沢山、人がいるから"って
"周りがあの人をほっとかないから"って
思われている人ほど気がつけば周りに誰もいない

印象が勝手に走り出してしまって
いつのまにか印象を追いかけてる自分もいて
イメージが自分の個性だと勘違いしてしまってる
そんな事を薄々感じながらも
繰り返して、断ち切れなくて
いつまでたっても曝け出せないのは

嫌われるのに慣れられない、好かれたいからです

1番誰かと一緒に過ごしたい大事な日なんかは
皆んなに遠慮されてしまって
勿論、誰も誘って来てはくれないし
自分から誘ってしまうなんて惨めだなぁって
可愛いくない自分が顔を覗く

「私、なんでこんなに独りなんだっけ」
時々思う、軽い死にたいが常に宙を舞う

空けてた予定は埋まらずに溜息を漏らして
周りにいたはずの人間たちに呆れては
ブーメランに自分の情けなさに腹がたつ


やっとの思いで手に入ったかのような恋愛は
結局いつも、まやかしで
磨り減っていく心を慰められず

いつしかどんどん自分も他人も
大切になんかできなくなってしまってて
一時限りの容易さで消化したりなんかしちゃってさ

愛してくれる人を好きにはなれず
こんなにコテンパンにされているのに
まだ自分に期待しちゃってさ

結局なんにも成長してないんだよな自分


都合の良いように
1番に誰かに可愛がって欲しくてさ
1番に誰かに愛されたくってさ
1番に誰かに認めてほしいをぶちまけて

残ったは、結局余裕のない、不細工な私


誰にも相手されず、かといって弱音も吐けず
プライドは邪魔をして、独りに慣れる
強情になっていく分、どんどん脆くなるのです


プライドなんか一層の事、粉々にして
人生を端折るな自分、恋愛を端折れると思うな自分

間違いなくの、身の程知らず
怯えるな、私はここから。怖いもの知らず、


死にたい感情なんか死んでしまえ
だって私は今からが最高に生きれてる
kuzira

kuzira