まみ

サタデー・フィクションのまみのレビュー・感想・評価

サタデー・フィクション(2019年製作の映画)
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コン・リーが仕事しすぎ😂蛇女?のような誘惑シーンに、タン・ナーとの涙のキッス、大銃撃戦まで繰り広げてくれるなんて…それに比べてオダギリジョーはずっと険しい顔で情けなくて笑った。(中島歩はバキバキだった)企みを抱えた人たちの革靴が鳴らす、忙しない足音がこの映画のリズム。あと気ままな振り子みたいなカメラワーク…?冒頭のカフェでのダンスシーンはあのユラユラ感とカット割りが人々を生き生きと見せていた。あと妙に人の顔を斜め下から撮るの。人の顔がちょっと歪むのか、現実世界では見ることのない人の表情を見ることになるのよな。タン・ナーは特に『天使の涙』のミシェル・リーがたしか長回しで撮られるラストシーンみたいな角度で顔を撮られてて。その違和感がいとおかし、って感じで良い。コン・リーが斜め下から撮られてもずっと美しいのは謎。わたしは個人的にロウ・イエに期待してしまうことがあって、『シャドウ・プレイ』でそれが消えたみたいで悲しかったけど、『サタデーフィクション』ではちょっと復活してたように感じて嬉しかったです。
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