トークショー付きの上映で観た。
モノクロは、良い。
時代背景の暗さも、良い。
光と影の使い方も、良い。
なのに、ちっとも響いてこない。
終わってからのトークショーも、
なんだかシまらない。
吐き気に似た感覚は、
時代の重さなのか、
よくわからないけれど。
あと、別な話。
これは今日すごく思ったのだけど、
上映が始まってから、
入場を許可するのは良くない。
特に質量が重い作品だと、
出だしから集中力を削がれてしまう。
私がよく通ってた映画館は、
上映のブザーが鳴ったら、
一人も中に入れなかった。
そういうことが影響して、
響かなかったのかもしれない。
でも、
もはや第二次世界大戦は、
完全に想像力や資料だけで、
作られる題材になった、
という実感はあった。
時代は移り行く。