わだげんた

劇場版めんたいぴりりのわだげんたのレビュー・感想・評価

劇場版めんたいぴりり(2018年製作の映画)
2.8
たまにこういうベタベタのホームドラマ観るのも良いですね。昭和の人間なので肌に合っているというか。

平成の終わりに作られた昭和風人情喜劇です。

博多華丸大吉のファンということもあって、劇場へ。

明太子はもともと好きなんですが、コレステロールの値が高くなってからは、たらことか明太子とかの魚卵系は避けてきました。この映画は観ながら明太子食べたくなるだろうな、というのを見越して、事前に明太子おにぎりを食してからの観賞となりました。

「与えた恩は水に流せ、受けた恩は石に刻め」。
この言葉をモットーに、困っている人がいたら助けずにはいられない海野俊之。彼は妻の千代子とともに福岡の中洲の一角に小さな食料品店「ふくのや」を営なんでいる。

韓国・釜山で育った俊之は当時の思い出の味を日本風にアレンジして”明太子”として自分の店の看板メニューとして売り出した。

最初は賛否あった明太子。けれども徐々に人々に受け入れらて…。

ってお話。

俊之の明太子作りが話のメインで、それに妻の千代子や息子たち。店の従業員、そして、店のお客さんたちとのエピソードが絡まっていきます。

結構深刻なエピソードもあり、たわいのないエピソードもあり。

この辺は、笑わせて泣かせて感動させて。
昭和人情喜劇の真骨頂!

華丸さんの演技はやたら目を剥いたりの顔芸でごまかしがちなんですが、映画のテイストにはとても合ってましたよ!

そして幕間というか、インターバルには”スケトウダラの妖精”に扮した大吉先生が登場。華丸さん扮する俊之との掛け合いはやっぱり楽しいです。

それにしても、鉄腕稲尾役で高田延彦が出てきたのは、なんかビックリしたな! 野球選手にはみえないです(笑)
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