真空桜

雪の華の真空桜のレビュー・感想・評価

雪の華(2018年製作の映画)
3.9
たぶん誰でも想像するであろう単純なストーリー。少女漫画のようなキラキラした感じかなと思いながらも鑑賞してみた。

でもフィンランドの美しさを存分に活かした演出と、心理の移り変わりを丁寧に描写したセリフに魅せられました。葉加瀬太郎さんの音楽も絶妙なバランスで素敵でした。

後半は切なさが溢れますが、ものすごく辛く悲しいという感じではなく、心が温かくなって自然と涙がこぼれ、最後は雪の華が流れて余韻に浸れます。フィンランドにも行きたくなりますね。

さすが岡田さんの脚本。登場人物誰もがお互いを思いやるセリフ…こんな現実があってもいいじゃないかと願うばかりです。
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