Hana

雪の華のHanaのレビュー・感想・評価

雪の華(2018年製作の映画)
3.4
王道のラブストーリーですが、ゆっくりと落ち着いて観ることのできる温かい作品でした。
どうしてもツッコミたくなるシーンは多々ありますが(笑)、ドラマなので…。場面ごとに丁寧に物語が描かれていて、個人的には最後まで作品を堪能することができました。
冬と夏、両方のフィンランドが楽しめたのも、とても良かったです。仰々しい感じもなく、日常の延長線上にあるような自然体の景色が広がっていて、素晴らしかった。
オーロラのシーンでは、色々な感情が込み上げてきて、目頭が熱くなりました。

ただ、『雪の華』が名曲で、あまりにも幅広い層の人々に愛されている楽曲だからこそ、様々な感想が飛び交うのも無理はないなぁ…と思います。
あの歌詞から、“100万円を出す代わりに1カ月恋人になってほしい”という発想になったのは…なかなか勇気のいることだったとも思います。(笑)
CDが発売された当時から楽曲を大切に聴いている身としては、歌詞に沿っているようで、沿っていない…でも所々沿っている…?と少し疑問に感じるところではありますが、メロディーは映画に華を添えていました。葉加瀬太郎さんの切ない音色が心に響き、やっぱり名曲だなぁ…と、しみじみ思いました。
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