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パッドマン 5億人の女性を救った男の555のレビュー・感想・評価

4.4
これは衝撃作・・・!!
さすがインド映画でした。

主人公・ラクシュミは妻ガヤトリをこよなく愛する新郎。
インドではまだ女性の生理を「穢れ」とし、生理期間中の5日間は家の外で過ごし、布切れで処理をするという現実を知ったラクシュミ。ナプキンを買って妻にプレゼントしたけど、一袋55ルピー(外食の飲み物が1杯5ルピーくらいみたいです)と高額で、そんな高額なものはとてもじゃないけど使えない!と奥さんはナプキンを使ってくれません。不衛生の影響で不妊や死亡する女性がいることを知ったラクシュミはなんとか安価で作れないかとナプキンを手作りするけど、使ってくれないどころが、女の股事情に口を挟むラクシュミは変人・変態・狂人扱いされ、家族にも村からも迫害される(´;ω;`)
面白おかしい変態扱いではなく、インドではかなり深刻な問題。生理について、穢れや恥という意識が強く、村全体の騒動になってしまいます。
これは超困難な状況。。。
こんな習わしが強く残るインド、一体何年前の話よ・・と思っていたらなんと2001年。つい最近やん・・・驚き。

ラクシュミは確実に素晴らしいことをしているんだけど、天才と変態の狭間というか、常ににやにやしている感じが確かに怪しい。にやにやしながら、自作ナプキンの使用感を尋ねるもんだから、本当に怪しい。(めっちゃいい人なのに)
驚くほどの執着心で、村を追われた後もナプキン制作に没頭します。
こういう人がいるから、世の中は変わっていくのね。これはノンフィクションだからこその説得力。

どうすればナプキンを作れるの、どうしたら使ってくれるの、どうしたら女性を救えるの・・・とラクシュミは本当に女性のために尽くします。そんななか、たまたまのタイミングで出会った音楽奏者のパリーに出会いどんどん前に進んでいきます。まさに大成功。でもラクシュミは金儲けには走らず、なんとかインドの女性がナプキンを使えるように尽力し続けるんです。すごい!!!
奥さんとはどのくらいの期間会ってなかったのかわからないけど、パリーとのロマンスめっちゃ泣ける・・・
僕にとって君は1番、2番、3番、4番、5番、6番、7番・・・・・・・・・・そりゃ泣くぜ😢

とりあえず、これは教育教材としてもとてもいいんじゃないかな。
パリー役の女優さんソナム・カプールさん本当お綺麗。インド女優ってとんでもない美人が多すぎるんよ、、本当。

ってかまた出たよ、アミターブ・バッチャン!!また出たよ!!!!必ず出るなっ😂
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