映画作品としての出来がどうこうより、元の話を知る為に万人が観た方がいい映画。
一昔前の話だとは思うが、インドで生理や生理中の女性が何を感じ、どう扱われているのか。日本でも血液＝不浄とされる慣習があったが、その比ではない。
宗教的道徳観念と失礼ながら無知の両面で、主人公が理解されない前半部は見ていて苛立ちすら覚える。
自分個人の成功ではなく、社会(女性)の為、新たな相互協会となったナプキンビジネス。その立役者となったパリーがとにかく色んな意味で素晴らしく美しい。
国連でのラクシュミのリングリッシュスピーチがグッとくる。
社会的名声を手にしたラクシュミにみなが手の平を返して賛辞を送る所に思うことはある。
