ただ単純に「インド人女性に広く生理用品を提供した男の物語」ということだけでなく、
「インド人女性の全員が生理用品を使うことが、10億人の10億の頭脳を活用できる国作りにつながる」という話しが実に興味深かった。
日本でも女性活躍やLGBTQ受容など言葉だけは先行するが、具体的な環境整備になると、これまでの慣習や多数派意見・既得権益に阻まれ、実態の伴わない活動に留まることが多い。（例えばLGBTQに配慮したフリートイレの実現にあたって、トイレ増設のコストや多数派のトイレの場所が削減されることの悪い意味での配慮であったり）
勿論マイノリティの立場も配慮した活動は必要だが、タブーを超える気概がないと、真のダイバーシティ実現には繋がらないのだろう。
この作品はそんな色々な気づきを与えてくれた。
