インド映画の発展のすさまじさよ。それは経済の発展と比例しているし、インドに対する常識は毎年毎年変わっていく。
オープニングから、歌とカラフルな画面で「当たりだな」と思わせられた。実際、テンポもまとまりも良くて素晴らしい出来だった。音楽も色彩もずっときれい。
2000年代なのに、生理が「穢れ」「恥」とされていて、生理用品も普及していない。問題は文化にあったのだ。文化の壁は高い参入障壁。そこを越えていく姿はドラマティックだし面白い。
男性の女性に対するデリカシーのなさも濃く描かれ、インドにおける「女性」の立ち位置の変化を感じた。
主人公のスピーチ、うますぎて笑う。でも、英語ってあれくらい単語知ってれば十分だと思う。
インドの発展を見せてくれつつ、衣装や食べ物については自国の良さをアピールしている。
インターミッションがあったけど、140分もある映画だと思えないほど面白かった。