justaperfectday

グッド・ヴァイブレーションズのjustaperfectdayのレビュー・感想・評価

5.0
困難や苦難の中でも夢と希望、生きる理由を持つことの大切さを、パンクの初期衝動や刹那主義、情熱やDIY精神と共に描く名作。
Punk Will Never Die!!

ジョン・ピールを見下し、BuzzcocksのOrgasm Addictも知らないレコード店主のテリーが、Rudiのライブでパンクに目醒めるシーンは、
パンクに限らず、ロック・音楽・映画やなにかに目覚め熱狂・心酔する、そんな学生時代から経験しているアノ感じの描写に共感し熱くなる。

BBC1のJohn "Fucking" Peelのラジオ番組から流れる2回目のThe Undertones "Teenage Kicks"には、拳突き上げ歌い熱いものが込み上げ泣いてしまう。

「客寄せバンド」と劇中で例えられていた、Stiff Little Fingersは劇中のGotta Getaway(パンク史と劇中の時系列にアレ?でも!) にAlternative Ulster、そして、The ClashのJoe Strummerの名言引用に熱く嬉しくなる!

冒頭のHank Willams "I Saw The Light" 大事な場面でのSuicide "Dream Baby Dream"にDavid Bowie "Star" 劇中歌の選曲も使い方もバツグン。
エンドクレジットの写真もたまらない。

バー・オーナーとして、テリーに憧れ自分のパンク・アティテュードを奮い立たせ体現するため、何度も見返すこと必至の名作。
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