YukiHomma

ペンギン・ハイウェイのYukiHommaのレビュー・感想・評価

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
2.0
好きなキーワードはいっぱいあった。夏、冒険。この感情は恋と言っていいものなのか。など自分を完璧な人間だと思っている主人公がブチ当たる自分のデータには無かった世界の広さを目の当たりにし、一歩大人になるという青春アニメあるあるのオンパレードだ。しかし健全なアニメかと思っていたのも束の間、異様に性を感じさせるアニメで、同級生との差が顕著に出始める小学4年生の少年の内側にある複雑な宇宙を描こうとしていた。世界の広さをSFやファンタジーで表現したのは凄く好きだったし、自分自身小4の時点で性欲という概念あったのでこの映画がやりたい事は分かるんだけど、もっと上品に出来なかったものかと。そういう要素を入れてくれるのは好きだけどシンプルにストーリーと世界観に乗れなかったのが残念。あと1番嫌いだったのはガタイのいい同級生の設定。もう流石に飽きてるぞ。いつまでそんなことやってるのか。普通にイライラする。
お姉さんが度々主人公に発する「少年」というセリフはもっと効果的に使えたんじゃないかと思う。もう少しここぞと言う時にだけの方が有り難みがある気がする。
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