YukiHommaさんの映画レビュー・感想・評価

YukiHomma

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聖なる儀式(1974年製作の映画)

3.5

儀式のシーンはもちろん、そこまでの溜めまでずっと画力が強くてぐったりする。

イーグル・アイ(2008年製作の映画)

2.5

シャイア・ラブーフ目当てで見るとあんまり良さが出てなくて微妙だったけど、ずっと走り回ってたのでそこそこ良かったです。どうせ金を掛けるならもっと掛けてスケールでかくした方が良かったんじゃないかな。

どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

4.5

至って普遍的な家族の30年の記録。
冒頭のテロップの通り統合失調症にフォーカスしたドキュメンタリーではない。
監督が実家に帰省する年末年始のタイミングでカメラが回されていく。“◯◯◯◯年1月”と積み重
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ゴースト・ドッグ(1999年製作の映画)

4.0

おもろい。『キル・ビル』より好きかもしれん。侍の精神を持ちながらめちゃくちゃハイテクな機器も使う。にも関わらず伝書鳩を唯一の連絡手段とする殺し屋ゴースト・ドッグ。なんやかんやあってそんな唯一の連絡手段>>続きを読む

ピアルギ(2022年製作の映画)

2.0

真面目なゴシックホラーかと思いきや20世紀が舞台且つ結構なブラムハウス感。妙にセット感ある映像でその辺は面白く見た。どうやら実際にある野外博物館と言われる場所で撮られたらしくそれを聞くと途端にチープに>>続きを読む

ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

2.5

ニコラス・ケイジがバズってミーム化する映画。切り抜き動画とかショート動画の行く末、デジタルタトゥーならぬドリームタトゥー。これまたアリ・アスターが制作していてほぼ『ボーはおそれている』だった。それも割>>続きを読む

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

4.5

見ながらなんか最近こんなん見たぞと思ったら既視感の正体は『SUPER HAPPY FOREVER』か。内藤大助みたいな鼻の男2人と女の子の奇妙な追いかけっこ、すれ違い。特別好きな監督ではなかったけども>>続きを読む

宇宙戦争(2005年製作の映画)

4.0

スピルバーグの中では微妙と言われがちな作品なので今まで見てなかったんだけども普通にいつもの面白いスピルバーグだった。序盤からもう明らかに引き込み力があるし撮影の陰影やら音響デザインも安定してる。やっぱ>>続きを読む

ダークタワー(2017年製作の映画)

1.5

原作スティーヴン・キングだったんだ。“輝き”とかいう『シャイニング』みたいな特殊能力があってユニバースじゃんとか思ったけど見終わるのに1日掛かった。シンプルに興味を持てない世界観で100分以下なのに全>>続きを読む

セキュリティ・チェック(2024年製作の映画)

3.5

タロン・エガートンT-1000の走り方意識してる?それにしか見えなくて好き。これといって新しいものはなんも無いベッタベタの映画なんだけど、どこか少年の時に見た懐かしいアクション映画を思い出させる。10>>続きを読む

天国はまだ遠い(2015年製作の映画)

-

濱口竜介にかかれば幽霊映画ですら憑依という形で演じることについての映画になる。確かに考えてみれば得意そうな題材だし、ホラーじゃないけどサスペンスがある幽霊映画は、おこがましいけどやりたいことやられたっ>>続きを読む

レッド・ワン(2024年製作の映画)

2.5

漂うMCU感。ストーリーの詰めの甘さもずっとちょっとダサいのもなんか丁度いい。ラストの魔法に頼るのそこかよ感。だから筋トレしてたしJ・K・シモンズだったのね。まぁでも『ジュマンジ』シリーズの方が面白い>>続きを読む

イビルアイ(2022年製作の映画)

2.0

お婆ちゃんが怖い系ホラー。見始めた瞬間から早速タイ・ウエストでお口直ししたいぐらいにはキツかった。誰か2人が話しているところを誰か1人が覗いているシチュエーションが多いんだけどそのカットバックがくどい>>続きを読む

SUPER HAPPY FOREVER(2024年製作の映画)

3.5

同じ銘柄を吸ってるってだけで軽率に好きになってしまうぐらいにはチョロいのでハイライト・メンソールを吸っている身からしたらこのアイテムがあの2人の繋がりの1つになっていたのは嬉しい。ちとアイテムやシチュ>>続きを読む

山猫(1963年製作の映画)

4.5

見たかった映画が追悼特集で見れることになるってのはなかなか複雑な感情になりますな。
全体の1/3を占めるという舞踏会のシーンは今見てみるとあまりにも煌びやかなので逆に脳がAI映像と認識してしまうみたい
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メイ・ディセンバー ゆれる真実(2023年製作の映画)

3.5

36歳の女性が13歳の少年と関係を持って獄中出産した割と有名な事件の映画化。こういう自分の自覚性を炙り出して来るような静かなサスペンス好き。気付けば立場が入れ替わってるような構造も上手い。見せ方は良か>>続きを読む

ゴンドラ(2023年製作の映画)

4.5

超ローカル線なジョージアのとあるゴンドラ。決まった2人の乗務員、決まったお客さん、決まった村の人々、決まった場所ですれ違う2台のゴンドラ。でもそれは決して退屈なものでも同じ短い旅ではない。好きな人がい>>続きを読む

イェヴィダ(2023年製作の映画)

3.5

スコルト・サーミ語という現在300人程度しか話していない言語で撮られた初の長編映画とのこと。姉が亡くなった後、初めて会う姪と一緒に辛い幼少期を過ごした家に帰るイェヴィダ。昔を思い出す物を全て火に放り込>>続きを読む

世界で一番悲しい音楽(2003年製作の映画)

4.0

短編除けば初のガイ・マディン。異世界的な独特過ぎる世界観が割と真面目の中に成り立っているのに振り切りきっててめちゃくちゃかっこいい。映像も音も編集も面白いのでずっと楽しい。1本見ただけで映画狂いの天才>>続きを読む

スホ(2024年製作の映画)

2.0

割とずっと退屈だったんだけど成長した主人公が最初のカットでシコり初めて面倒くさい映画だった。

パージ:大統領令(2016年製作の映画)

1.5

1年に1度の映画が1000円の日に引きこもって1年に1度犯罪が全て合法になる映画2本も見るの背徳感やばかった。

パージ:アナーキー(2014年製作の映画)

1.5

『パージ』シリーズ2作目。前作同様、無能に振り回されてしまう悲しい男の話。あまりの無能さにフリなのかと勘繰ってしまうんだけどただの無能という。

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

3.5

ベニチオ・デル・トロの「アディオス」シーンのネタ感で避けてたけどやっぱ浮いてた。良かったけど『ボーダーライン』の続編っていうハードルは超えられなかった。

コンティニュー(2021年製作の映画)

3.0

変に難しい事しようとせずタイムループ!アクション!家族愛!で押し通してたのが良かった。科学的なタイムループ設定にしてはだいぶ詰めが甘いし気になってしまうポイントではあるものの割とテンポとテンションでカ>>続きを読む

エクトプラズム 怨霊の棲む家(2009年製作の映画)

1.0

同じ驚かしを同じ演出でずっと延々繰り返してるだけ。悪魔かなんかに脅されてないとおかしいぐらい音楽とSEがくどい。リアルに音楽鳴ってないシーン1割ぐらいしかないと思う。頭と耳が痛い。

彗星に乗って(1970年製作の映画)

3.5

もう0からやり直そうって感じだし、それが無理ならせめて夢であれって感じでカレル・ゼマンしっかり現実に絶望してそうで良い。それが作家性に現れてる。なんか見覚えのある一際光っている顔が出てるなと思ったら『>>続きを読む

カレル・ゼマンと子供たち(1981年製作の映画)

-

カレル・ゼマンの舞台裏のドキュメンタリー。機関車から蒸気が出ててカメラがドリーして種明かしするあの有名なやつ。

マッドゴッド(2021年製作の映画)

1.0

『ジュラシック・パーク』の逸話で有名な皆さんお馴染みストップモーション界の重鎮、フィル・ティペットが自身で監督した渾身の作品。なんだけど「すげぇ…」と「つまんねぇ…」という感想が一緒に押し寄せて来ると>>続きを読む

彼女たちの舞台(1988年製作の映画)

4.5

「イネス・デ・メディロスは俺の嫁」というのは俺の中では有名な話。にしても相変わらず可愛過ぎる。ペドロ・コスタの初期3部作で死ぬほど擦り見たけど劇場で新素材供給非常に助かる。肝心の映画ですがある意味とい>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

3.5

もちろん戦争映画ではあるもののどちらかと言うとサバイバル映画っぽい演出が続くので、命の呆気なさや命の恩の大きさにフォーカスが当たる。
負傷したジョンを100km引きずって救出したアーメッド。米軍を逃し
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ボディ・スナッチャーズ(1993年製作の映画)

4.0

想像の3倍はオモロい。んでちゃんと怖い。オープニングタイトルからおもしろ臭がぷんぷん漂ってるし安定の尺90分以下のB級映画でこの満足度を提供してくれるのはアベル・フェラーラぐらいしかいないのでは。指摘>>続きを読む

ディアマンティーノ 未知との遭遇(2018年製作の映画)

3.0

「もしもカンタン・デュピューが内宇宙系SF映画を撮ったら」みたいな感じ。にしては脂っこいけども。『スローターハウス5』とか『ドニー・ダーコ』のようなピュアさ、『バクラウ』のようなふざけてるけど根本的に>>続きを読む

レディ・オア・ノット(2019年製作の映画)

3.0

ミア・ゴスに並ぶ絶叫クイーンであるサマラ・ウィーヴィングの絶叫が気持ち良い。かくれんぼ要素って言うのか分からないけど、これをかくれんぼって言うなら殆どのスプラッターやホラーはかくれんぼしてるって事にな>>続きを読む

エンド・オブ・ウォッチ(2012年製作の映画)

3.0

ジェイク・ギレンホールのスター性と、どんな俳優とバディを組んでも馴染むマイケル・ペーニャのポリスアクション。麻薬カルテルが絡んでくるので思ってたよりグロくてリアルで想像以上に良かった。

ざくろの色(1971年製作の映画)

3.5

時代も国も近いからか発色が『放浪の画家 ピロスマニ』と同じ系統。何回見てもひたすら耽美なので全然見れちゃうけど美の過剰摂取で少々胃もたれする。絵画的な映画ではあるけども一周回って3Dで見てみたい映画。