トンボーイ

ペンギン・ハイウェイのトンボーイのネタバレレビュー・内容・結末

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

素晴らしい!!!

少年の未知への探求と大好きな女性への感情、そしてそれらが密接に絡まりながら謎を解いていく、非常に骨太なSFアニメーションでした。

時間が止まらない事、生き物はいつか死ぬ事、謎解きは終わらない事

ペンギンと少年とお姉さんというファンシーな組み合わせながら、非常に根源的な概念をテーマにしつつ、小学4年生の等身大の夏の冒険というテイストで描いているのがとても新鮮でした。

本編の締め方も大好きなんですが、エンディングに宇多田ヒカルの『Good Night』による余韻がヤバかったです。

最後までお姉さんが何者なのか?海とはなんだったのか?はわからないままお話は終わりますが、それでいいんだと考えています。

それはアオヤマ少年がもっと賢くなってから解く謎であり、もう一度大好きなお姉さんと会うための宿題であり、それをアオヤマ少年自身が「きっとそれは自分に可能である」という全能感を全力で肯定しているのがすごく良かったです。

幼少期に未知への興味があった人全員におすすめしたいです。
トンボーイ

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