「観た後の考察が楽しい映画」
総合的にみて、「アートだな〜」と思った。
これは考察を静かに楽しめる映画で、どちらかというと、鑑賞中に「うぉー!面白い!興奮する!」といったタイプの映画ではない。
なのでそういったジャンルの映画と同じスコープで判断するとスコアは低いのですが、また違った面白さがあるということで4.5をつけました。
映画の特徴はこんな感じ。
・映像が綺麗
・キャラが一人一人魅力的
・声優に違和感がない
・設定が良い意味で頭おかしい
・繰り返すフレーズが多い
作中、何度も使われる言葉があったり、前半に使われたフレーズがまた繰り返されたりするのだけれど、それが視聴者に問いかけてるように聞こえたり、同じフレーズでも映像が違ったりするのが面白い。
個人的に気になったのは、最初と最後で、「相手を決めてしまったので」の時に映る対象が違うところです…
「海」とは、「ペンギン」とは、「お姉さん」とは現代社会でいうところのなんなのか。多分人それぞれ答えは違うんだろうけど、それを考えるのが面白い映画なのかなと思いました。
また見返したい。