どりみ

フード・インクのどりみのレビュー・感想・評価

フード・インク(2008年製作の映画)
3.8
以外メモと感想


99セントでハンバーガーが2個買えるのにブロッコリーは1つも買えない
私も普段から感じているこのジレンマ
身体に良いものを買おうとするとどうしても高くつく。安く済ませるには身体に悪いものになる。

高カロリーの食品が増えたのは、偶然の結果ではなく国の助成金のせいである。このドキュメンタリーによるとアメリカはそうらしいけど、日本は如何なのだろう。

世の中にあふれるファストフードは塩、油、砂糖にまみれている。

大量生産大量消費→ファストフードに助成金→貧困層は身体に悪いと分かっていても金銭的に安い食品しか買えない→糖尿病になる→医療費の増大→果たして経済的?

2000年以降生まれの米国人に3人に1人は糖尿病予備軍


食べ物という非常に本質的な事柄から人々は切り離されている、あまりに何も知らなすぎる。ダイエットしたい人は、ダイエットのハウツーを調べるより一度こういう動画見たほうが効果的だと私は思う。

食肉に対する侮辱的で傲慢な態度。これだから私はフードロスが許せないんだよなぁ。

この作品のいいところは、食品衛生管理や食と経済の問題だけでなく、それに関わる雇用の問題も扱ってるところ。会社のために長年働いてきた違法移民たちが、犯罪者のように逮捕される。会社は何の保証もしない、取材拒否。これが事実。スミスフィールド社。

オーガニック市場は拡大。しかしそれがまた大量に生産されて売り残って破棄されたら無駄じゃね?



 
ニューアルケミー
新興宗教?



目に見えないコストにも
我々は目を向けるべきだ。
健康コスト、社会コスト

消費者は自分にどれだけ影響があるのかをわかっていない。企業から差し出されたものをただ消費すれば良いと思っている。

アメリカの食品事情
14年前の作品なので、アメリカの食品業界が今もこの状況であると鵜呑みにするのは危険。しっかり調べる必要がある。
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