ルーズベルトと元カレと。
何をやってもうまくいかないと思っているエミリー。元カレのエリックの今カノであるセレステと絶望的に馬が合わなかったり、自分でもわかっているのに独占欲に囚われてしまったり。
思い出と今とこれからが混在する、エミリーの予定なき旅路と出会い、ついでにセレステに対する逆恨み。
主人公が過去と決別して前向きに生きていく話……ではなく、ある程度過去を引きずったままほんの少し自分を肯定的に見れるようになるだけなのが逆にリアルで心に残る。
何をやってもうまくいかないのは目の前の人も同じかもしれないし、かといって嫌いな人に同情する必要はないし、この世に猫より大事なものは数えるほどしかない。そんな映画。
州をまたいでナッツを買いに行くのはナイね。