えっちゃん

親愛なるバスケットボールのえっちゃんのレビュー・感想・評価

親愛なるバスケットボール(2018年製作の映画)
3.5
2015年に引退したNBAプレーヤー、コービー・ブライアントが引退に際してしたためたポエムが原案となり、本人がナレーターを務め、5分弱の短いハンドライティングのアニメーションとして制作された当作。
第90回アカデミー賞の短編アニメーションの部門にて受賞。
オスカー受賞にはきっと賛否あるのだと思いますが、アニメーションが優れているかどうか、というよりこれはコービーのポエムに対するハリウッドができる最大の賛辞なのではと感じました。
dear basketball(親愛なるバスケットボール)、から始まるラブレターに、いかに彼がバスケットボールに対して敬意を払い、真摯であり、何より愛していたのかがありありと描かれていて、それが何より人の心を打つ。
コービーにとってそれはバスケットボールであったけれども、我々にとってもきっとそれぞれの最愛があり、わたしにとっての最愛は一体なんだろうなと考えさせられる五分間でした。