このレビューはネタバレを含みます
田舎町でりんご農園の跡取りで、
売れないバンドメンバーの息子のはなし
泣けます。親の愛の偉大さを感じまますね
他、
・家業やそれ継ぐのが当たり前の田舎文化を嫌う主人公
・20代で金銭的に自立できてない息子と親の微妙な距離感
・息子に家業を否定されて悲しみを隠せない父親
など、こういう瞬間あるよね という描写が多く
ものすごくキャラクターに感情移入します。
「何でも器用にできてしまい、少しやれば、大会で賞を取り、バンドもデビューできるが、一流になりきれないという主人公」
という、いるいる、こういう人!
というキャラクター設定もよかったです。
「いろいろあるのは、あんただけじゃないの」
という言葉が響きました。
田舎町の古い体質や農家の跡取り問題などを
テーマにしているものよかったです。