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家族のはなしのERIのレビュー・感想・評価

家族のはなし(2018年製作の映画)
3.3
録画リストに溜まってた「家族のはなし」、なんだっけ?と特に調べもせず再生ボタンを押す。冒頭ギターのインストの音にゆったりと映画の世界に入る。あ、岡田将生くんのやつ。色白美肌に金髪、可愛いなぁ。

映画的によくあるお話ではあるけれど、80分と肩肘張らずに見るにはちょうどよく旅に行けない4連休にまるで田舎にショートトリップした心地よさ。

鉄拳さんのパラパラ漫画が原作なんだね。要所要所にパラパラ漫画が出てくる。

親子モノに弱すぎるので、時任三郎さんが手袋外しながら登場シーンにもう泣きそう(なんで)。親のよくわかんないダジャレとかやたらとテンション高いとか、うざいなぁって気持ちわからなくもない。

田舎が退屈でやりたいことをやるために家を出て急になにもない自分に引き戻される感覚は身に覚えがある。

鈴木先生に呼ばれて式典に出ることになった。8年前に陸上選手として有望視されていた拓也は怪我で走れなくなった。その頃から親に背を向けて生きてきた。

この地元の友達のあすかちゃん、めちゃくちゃいい友達だね。こんなにはっきり言ってくれる人、なかなかいない。こういう人を大事にした方がいい。

私も上京組で、もう数え切れないぐらい親からの段ボールを受け取ってるからか、手紙が入ったリンゴジュースに、もう号泣。

豪雨があって今年はリンゴが届かなかったけど、父はただじゃ起きない。落ちたリンゴでジュースを作って、頑張れなんて言ってないけど、こんなにも頑張れって聞こえてくる届けものほかにない。

解散したバンド仲間に頭を下げて、式典に一緒に出てくれないかとお願いをして。金子大地くんのボーカル、好きだな。

バスを見送るパパの存在にどれだけ励まされるだろう。親ってすごい。いくつになっても、背中が小さくなってもそれでも、いやだからこそ親ってすごい。


途中レコード会社の担当さんで和牛の水田さん出てきてびっくり。
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