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空母いぶきのr1aceのレビュー・感想・評価

空母いぶき(2019年製作の映画)
3.2
まず最初に。原作ファンは「全くの別物」
と割り切って観ないと厳しいっす。

そう割り切ってみると
楽しめる部分は結構ある、
専門用語が飛び交いまくる戦闘は
単純に見ててカッコイイし迫力もあって良かった。
専守防衛という鎖で縛られてるせいで
とことん不利な状況で戦わなければならない
自衛官の現状はなんとかせなあかんなと思う。

でもアカン所も多数。
①皆様も書いてるけどチームコンビニ。
いったいなんなのアレ。蛇足ってレベルでは無く、
ラーメンに虫が入ってる級の嫌がらせ。
テンポも悪くなるし面白くもないし全く必要なし。
俺がTV放送版のプロデュースなら全てカットするわ。
②チームマスコミ。
「とりあえず国民には知る権利あるんで動画流したろっ!」
的な後先考えない本田翼の機密暴露に呆然。
ってか持ち物チェックしないのかよっ!
…やっぱり原作に居ない連中が邪魔してますわ。
③原作にあった艦長会議が無い。
そのせいで人間描写が薄味に。
個性も弱まり関西弁のおっちゃん以外は印象に残らん。
④敵の描写が弱すぎる。
一人の敵パイロット以外は無しという。
ってか戦う理由があまりに弱い。
たかだか建国3年の国の為に
命をかけて戦う気になるのかね?

もっと言いたいことはあるけど今日はこの辺で。
忖度して「東亜連邦」なる謎の軍事国家を
登場させねばならない日本国の現状を憂う今日このごろ。
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