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未来を乗り換えた男のEGGのレビュー・感想・評価

未来を乗り換えた男(2018年製作の映画)
3.0
ちょっと世界観が分かりにくく、かつ作中でそれに関する説明が無いのが難点かな…。
原作小説はWW2の時代らしいけどこの映画では舞台を現代に置き換えているので、現代っぽい部分と古風な部分がごった煮状態。
例えば連絡手段が手紙でパソコンや携帯電話は存在していなそうなのに、よく見ると遠景に超近代的なビルが見えたり街行く車のデザインも割に新しい感じだったりで、西暦何年くらいの設定なのか混乱した。
そのせいで物語に入り込み辛い。

あと少しあらすじ詐欺っぽいかも知れない。
あらすじだけだとロマンス+サスペンスな雰囲気だけど、主人公が死んだ知り合いの息子と交流する場面が長くて、おそらくそれで本編の半分は過ぎていた気がする。

貶してばっかりいるけど印象的なシーンもあったし終わり方は割と好きなので、平均未満の点をつける気にはならない。
「作文を書かせるために行事があるのか?」とか「ただ誰かと食事がしたいだけ」とか、この辺のシーンは良かった。
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