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ウトヤ島、7月22日の3のレビュー・感想・評価

ウトヤ島、7月22日(2018年製作の映画)
2.0
ひどい映画だと感じたんでこの点数の高さにびっくりした。事件に対する同情点しか入ってないんですかねこれ?

本当にノーカットで途中までリアルだなぁって感心していたけど
あくまでも出来事を映すだけのカメラがめっちゃ人間の動きしていて声を発していない誰かの目線なの?って思ったらそうじゃないっていう。カメラの役割が終始ブレていて、主観視点にして映像にリアルさを出しとこ!っていう監督の意図が見え隠れしていてしんどかった。

また、主人公とボーイフレンドに終始かなりイラつかせられた。架空の登場人物とはいえ共感できるのが1〜2人くらいしか居ないなんてどういうこと?
この映画のメッセージは何なんだ?訳が分からない。要らないシーンが多すぎる。特に歌い出した時はテレビ消しかけた。

事件のことを知りたいならwiki読んだ方がよっぽど良い。作中でも長い前述と後述が付いてきてて、1番大事なところをナレーションに頼ってしまっていてしかも実体験を寄せ集めて作ったストーリーだって最後に自ら晒してしまっているのも減点ポイント。

撮影テクニックや緊張感の作り方はすごく上手いし、背景には悲惨な実話がある、だからこそもっと大事に作り上げて欲しかった。
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