まだお母さんに追いかけられて
嬉しくてしょうがないぐらいの
アンブル、カミーユ、イマド、シャルル、テゥデュアル
ハクナ・マタタ
ハクナ・マタタ
――どうにかなるさ
僕の病気はお母さんのお腹でかかった
大きくなってもまだ病気
でも死んだら もう病気じゃない
お腹を切って内臓を入れちゃえば
それで終わり
僕の手術が済めば
お父さんが一緒に病院で
待って疲れることもなくる
小さな体に不意に生じる痛みや不安
いつまでも続く体の傷み 心の軋み
病気でも幸せになれる
友達が死んだら悲しいけど
それは不幸ではないんだ
言葉を重ねても何にもならない
寄り添う言葉も出てこない
小さな彼たちの言葉を聞くだけ
見守ることしか何もできない