あすか

母さんがどんなに僕を嫌いでものあすかのレビュー・感想・評価

3.5
親から子に注がれると思われる無償の愛は、実は逆で、無償の愛は子から親へ注がれるものである。
子供は親へ愛を注ぎ、そして同じように自分へ愛を注いでくれるのを待っている。
この考え方に説得力を持たせてくれる映画だった。
子供を虐待する母親の気持ちは全然理解できないが、「罪」ではなく「恥」を理由に子供を叱る親は現実に多いと思う。恥ずかしいからやめなさい、みっともないからやめなさい…。みっともなくてもいいんだよ、という主人公の言葉は、色んな母親の胸に届いて欲しい。
あすか

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