母さんがどんなに僕を嫌いでもの作品情報・感想・評価・動画配信

「母さんがどんなに僕を嫌いでも」に投稿された感想・評価

Shino

Shinoの感想・評価

2.8
太賀の素朴な感じとか、ウィンくんの宮野真守感とか、吉田羊の儚げな感じとか全てがバランス良かった
けど、物語のはしょり方が好きじゃない

このレビューはネタバレを含みます

言霊ってある!
僕はブタじゃない!!
おばあちゃん、ありがとう!!

いい友達に出会えた
「欠陥がある事も含めて人間って完璧なんじゃないかな」
なるほど。

酷いことばっかりされたのに
ただ血が繋がってるだけ
ただ母親ってだけで
それでも好きだと言えるのは
やっぱり繋がりって濃くて太くて理屈じゃないんだなー
全力で逃げてと思ってたから結果オーライとしか思えない

男の子が男性になって
母親が年老いて
パワーバランスが変わったからいい結果になった
結局力なんだよ
pokotan

pokotanの感想・評価

3.0
太賀くんの泣き演技は本当に良い。
太賀×吉田羊の演技はすごく良かった。
あと、森崎ウィンのあのキャラも何気に好き。

ありがたいことに親からの愛を感じて生きてきた身としては、あそこまで幼少期に母親から拒絶されて暴力振るわれて、時が経って離れてたとはいえ、親のために何かしようとなるかな。
終盤の川沿いで2人の会話で、憎んでたって言ってたのに、あんなだった人に自分を変えてまで親を変えようと自分と向き合ってもらおうとするのかな。
奇麗事に見えちゃった自分は理解出来なかった。

でも、そんな幼少期であっても、自分の味方になってくれたおばあちゃんの存在であったり、新たに出会う人たちによっては、支えられ、ちゃんと自己肯定出来る人生を送れるんだよね。

人生ってほんと出会いに左右される気がする。
原作マンガ『母さんがどんなに僕を嫌いでも』を読んだので追記します。


映画版には、
こんなエピソードがこの世に存在するのだろうか…と思うようなエピソードが存在したので、、
それを確かめるために読みました。
(原作の評判は良かったですし)


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ネタバレになるのであんま詳しく書きませんが、

小学生までの虐待や家族のエピソードは原作通りですね。

中学と高校については映画ではカットされています。


マンガでは母の顔がずっと描かれないですし、顔がないなりに母はちゃんと老いていきます。
かなり憔悴してやつれた姿で描かれていました。


映画では吉田羊が最後まで美しい。まったく老けない。


息子が母と関係を修復しようとするパートでは
マンガの方が息子の心情がリアルでした。

映画の方はなんか少年ジャンプのキャラのようでしたね。
映画の方がマンガっぽい。


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原作マンガにあって映画にはなかったもので残念なものがいくつかありました。


■息子が〝記憶〟に襲われるシーン
息子は大人になってからもたびたび過去の経験を思い出して苦しみます。
マンガでは悪魔のような顔をした豚(ご本人が肥満児であったことで家族からも豚扱いを受けていた)が息子を過去に引きずり戻します。


■大人になった息子が母と同化したシーン
母が他人を威圧していた様子が嫌いだったのに、大人になった息子は営業成績のために同僚を恫喝してしまって、知らぬに自分が母と同じになってしまったというシーン。

映画にもありましたけど結構あっさりしてました。

原作マンガでは一番恐ろしい場面としてホラー映画かのように、ページ数もかなり割いて描かれていました。

これは後に描かれる母の幼少期のエピソードにも絡んでくる件ですし、
〝虐待の連鎖〟や〝血脈〟を断ち切る息子の闘いとして、映画でも強烈に描かれるべきシーンでした。


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この映画は1時間45分と短めですし、まだエピソードは挿入可能だったと思います。


原作マンガの情報量をそのまま映画にできませんが、
母との関係を修復するパートでのリアリティのなさや
〝自分が知らないところで老いていく母〟が描かれていなかったのは残念です。


主人公がゲイであるということに触れなかったのも信念があってそういう選択をしたのではなく、
ゲイというものを扱う自信がなかっただけなのでは?と思ってしまいました。



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また
原作マンガに挟まれたエッセイにも興味深いものがありました。


映画とかの殺人者は親から虐待受けてきた過去持ちがち問題。

殺人者の幼少期が描かれて、母(大体の場合、母のみ…)から虐待を受けていたというエピソードがフワッと雑に描かれておわりみたいな映画はよくあります。

たしかに、ひでえなぁと思っていました。

虐待受けてきたことは犯罪者になったことの原因として無理からぬことである、という刷り込みを映画は何度となく行っているわけです。

虐待をしてしまう母の孤立(男はどこにいったっ!?)や
虐待を受けてきた子供の成長過程についてもすっ飛ばして
虐待=犯罪者という描き方は意識的に無くしていくべきですね。



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てことで原作マンガ、すばらしいのでぜひ。




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映画については以下にコピペ。




脚本や演出がイマイチでも俳優の力によってここまでの作品になるんだなぁと感動。


それにしても、感動してくださいっていう音楽がウルセー。。。。


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吉田羊素晴らしい。

そんなに背景は描かれていないけど
自分の子供に虐待してしまう狂った人間の苦しみが滲み出てましたね。

この人も相当な社会不適合者だし、
夫もまともな人ではなく
子育てしないどころか外に女作っちゃうし
子供2人いて
誰にも弱いとこを見せられず
自分を助けてくれようとする人すら敵に見えてしまう。

助けられると自分が弱者扱い受けてるみたいで腹立っちゃう人物。

この人自体もそもそもは被害者だった。
でも、自分の意思とは無関係に加害者になってしまった。

その苦しみと悲しみと、その背景にある社会問題まで吉田羊の演技から見ることができた。


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太賀もすげえ。

よくこのめちゃくちゃな脚本で描かれた人物に血を通わせることができたもんだ!

この映画ではたいじがゲイであることには全く触れられてないけど、仕草や表情で匂わせてる。

ベタベタな寒い寒い演出でも一切恥ずかしげもなくやりきってくれるから、早送りせずに観れましたよ。
moai

moaiの感想・評価

4.2
公開中の映画『MOTHER マザー』を見て、再度この映画も見たくなり、2度目の鑑賞。簡単には語れない親子の繋がりや愛が描かれている。大賀さんと吉田羊さんの演技には本当に引き込まれ、母の、自分が生きるためにはそうせざるを得なかったことも、息子の、どう足掻いても何をされてもお母さんが大好きなんだという、どちらの気持ちもわかるし、観ている側にも感情がダイレクトに伝わり、とても苦しくつらい。が、それがこの映画の良さ。涙なしには観られない。
映画館で1番大号泣した映画かも知れない。普通の家庭のはずなのに何故か母から愛を受けられなかった。子供の時に親から受ける冷たい目線や言葉の暴力はトラウマになる。物を投げられたりぶたれたりするより、キモイ、産まなきゃ良かった。この一言で子供はフラッシュバックの度に辛く自己嫌悪にさらされる。そしてその苦しみは自分が大人になっても拭えない傷となっている。その傷を優しく消毒してくれる友達に出会えた彼は本当に恵まれている。誰にも理解されないまま子供を作っていたら親と同じことをしていたかも知れない。親子とは不思議で、どんなに嫌いと思っていても何処かで求めてしまって、優しい言葉をかけられると嬉しくなり良い子で居ようと思う。一種の洗脳かな。
原作があるとか。作者の母への想いを受けて、重たいテーマを明るく仕上げたのかなあ。子どもにとってどんな母でも最後まで自分を一番愛して欲しい気持ちは変わらない。
吉田羊以外は、演劇って感じの台詞の言い方でちょっと馴染めませんでした。
気づくと森崎ウィンの役柄をどう愛そうか考えていて、浜辺で4人のシーンの寝転び具合で完全に愛せました。
お題も展開もとてもシリアス。あった方が良い映画。
Chirico

Chiricoの感想・評価

3.3
記録

観ていて辛かった。こんなに拒絶されてもあんな風に接することはなかなか出来る事じゃないと思う。
あの混ぜご飯めちゃくちゃ美味しそう。
み

みの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

演劇の所とかキミツたちとか、いまいちノリに乗り切れない部分があったのが残念。

「お母さんは僕の気持ちなんかちっとも理解してくれないのに、どうして僕のほうから理解してあげなきゃいけないの?」
「理解は気づいたほうからすべし…っていうか、理解できる力があるほうが先に気づくの」
正論。

私自身、母に対して好きと嫌いが入り混じった複雑な気持ちを持っていて、今まで何回か歩み寄ったりもしたけど、すぐにまた関係がダメになって…の繰り返しで、疲れて今は距離を置いてる。
そんな私からしたら、私よりつらい経験をしているのに、なぜそんなに愛せるのか、その強さがうらやましかった。

でも、そう言われたって、「なんでいつもこっちが許してあげなきゃいけないの?私だって許されたい」と思ってしまうのだが。

思うのは、タイジは親のためにというよりは、自分のために親を許したいんだなと思った。


「僕はつらかった。でも…今でもあなたが好きです」
いつか私もこう言えたらいいな。と思いつつ、「でも親を許せたら偉くて、許せなかったらダメって訳でもないよね〜!」って思ってる。
いずれにしても、どんな形でも、私は私のままでいい。不完全であっても、みっともなくても。
自分を認められたらでいいんだよ。

あくまでこの作品は親子の形の1つでしかないと思います。
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