ともぞう

アイネクライネナハトムジークのともぞうのレビュー・感想・評価

3.2
題名は、オーストリアの音楽家ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの同名楽曲から採られており、「アイネ(ある)クライネ(小さな)ナハト(夜の)ムジーク(曲)」という意味。
自分の人生は完璧ではないし、違う人と結婚していたら、違う幸せがあったんだろう。でも、今の妻で良かったか悪かったかで言えば、良かった方だと思う。そういう優しさに気付かされる話が繋がっていく。伊坂幸太郎の原作っぽくないが、ハートウォームな作品。

〈あらすじ〉
マーケティングリサーチ会社で働く佐藤(三浦春馬)は、劇的な出会いをひたすら待っている。ある日、仙台駅前の大型ビジョンを望むペデストリアンデッキで、人々が日本人初のボクシング世界ヘビー級王座を賭けたタイトル戦に湧く中、街頭アンケートを取っていると、多くの人が立ち止まってくれない中で1人、紗季(多部未華子)が快く応じてくれ、そのまま付き合うことに。佐藤は、親友の「出会いなんてどうだっていい、後で自分の幸運に感謝できるのが一番だ」という言葉を思い出す。それから10年、佐藤は意を決して紗季にプロポーズをするのだが…。
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