観察映画8作目。
今回も笑いを期待している私がいたのだけど、一回も笑えなかった。
それで普通だろうけど。
アメリカのアメリカらしい部分に興味がないわけではないけれど、いまひとつ
入り込めなかった。それがアメリカなのか。
アメリカ人というだけで、一気にフレデリックワイズマンっぽく感じてしまった。
私は日本人を観察している作品の方が断然面白いです。
でも、あのスケールを撮るのはやっぱりすごいことか。
トランプ、キリスト教の影が見え隠れする。
ビッグハウスを支える裏方、働く人々、
楽団、チアリーダー。
チアリーダーがやたらと目につく。
露出が多く、髪が長く、若い娘たち。
Me too運動などありながらも、
一方でいまだチアリーダー的なものも健在してるんだなあと思った。
個人的に見てるのは楽しいけれど。
改めて考えるとビッグハウスは色んなものを孕んでいて、それを私たち日本人にも
説教くさくなくて見せてくれたのだな。
