ガチホラーかと身構えてたが意外とホラー要素は少なめ。恐怖というより終始不穏。
主演の会話劇は演劇を観ているようで楽しいし感情はとてもよく伝わってくるが、いかんせんその行動原理が理解し難く、そうはならんだろとただの変人2人を観察モードになってしまう自分は古典テイストで寓話っぽいのは性に合わないのかも..
劇中時間もモノクロでほぼ密室劇のせいか経過をあまり感じられず、パティンソンのストレスに共感しづらかった。え、もう4週間経ったの？？
これが本当に一昔前の映画ならもう少し受け入れたのだろうけど、どうしても現代映画としての意図や、なんなら意外性を期待してしまう。
でもウィレムデフォーの無茶苦茶なキャラクターは最高。ああいうちょっと愛嬌もあるネジ外れたキレキャラジジイは見てて面白い。
オチもあまり広げずにコンパクトに済ませてくれたのが良かった。
あと意図せず解説付き上映で観たんだけど、エンドロール直後に知らんおっさんがスクリーンにデカデカ出てきて「はい！この映画、意味不明ですよねー笑」みたいな事言い出して余韻破壊するの勘弁してほしかった。DVD特典とかでやってくれ。と、作品関係無いけど愚痴りたい。
