The Ghost Story
ポスターの美しさに釣られて鑑賞したけど予想以上に重い、、、、鬱映画では無いんだけど観終わった後にとてもつらい気持ちになる、、、、
題材にしてるものは重いテーマだけどシチリアの美しい自然で序盤~中盤は観やすい
終盤はそのシチリアの美しさとルナの幻想が段々と混ざっていく、、、、
もちろん中盤も幻想のシーンがあるんだけど、はっと目覚める瞬間も分かる
だけど終盤では幻想と現実が分からなくなる
途中までルナの幻想の中のジュゼッペが現実と同じ服装だけど後半では綺麗なジュゼッペ(綺麗なジャイアンみたいな表現になってしまってすまない、、、、)になるのもなんか切ない
もう現実でジュゼッペに逢えることはないのかなぁって
この映画を象徴する夜と水
幻の中で2人が触れ合ったのも暗い水の中
そしてこの映画の始まりは暗い中に水が滴り落ちるシーンから始まり、映画の終わりは水があるシーンで終わる
水は生も表すのかと感じた
夜(死)と水(生)がかけ合わさることで不可思議な世界へと導いてくれる
史実に基づく作品だけどよく見たら「ジュゼッペにつぐ」とだけ書いてある
現実にはルナのような人物はいなかったのではないか、、、、
この作品はジュゼッペの魂に、Ghostに捧げる作品であると信じてる
ラストに見てる海に飛び込む少年は無邪気なジュゼッペのGhostなのかな、、、、?